実践と効果

知源育は即効薬ではありません。効果が出るまで、ある程度忍耐が必要です。しかし、経験者のアドバイスを受けながら進めば、無理をせずに確実な成果 が出せます。身近なことの中に隠れているたくさんのことに目が開かれるので、プロセス自体が楽しく、感動的なものとなります。自分にこんな能力があったの かと驚くことが何度もあるでしょう。

これまで、理論的な土台が出来上がってから、私自身の場合に当てはめて実験しました。運動能力、ピアノ、ゲーム、語学の勉強、人間関係、ビジネスな どに応用して、いずれの場合も、着実に期待以上の成果を上げることが出来ました。具体的な成果について、1つ1つここで触れることができませんが、たとえ ば、ラファエット大学で言語を教えていたときですが、知源育のプロジェクトとして教え方を工夫したところ、他の一般のクラスのおよそ20倍の速さで学生が 学んでいるという結果が出てしまいました。(PHP出版から出ている私の著書「1分間記録術」に具体例が少し出ています。)

それ以降、多くの方々に知源育を試していただいていますが、続けて実践されている方々からは、人生観が変わるほどの目覚しい結果が出ているという報告を受けています。

やがて、小学生でも知源育が使えるようになる日が来るだろうと願っています。周りからの上手な支援があればできるでしょう。しかし、新しい言語を身 につけるのと同じで、本人自身によるそれなりに継続的な努力なくしては習慣にすることはできません。ですから、根気がなくて、記録なんて絶対できないと 思っている方。このメソッドがもう少し広まって、周りにたくさんの成功例が現れ、仲間といっしょに出来る日まで、もう少し待ってください。でも、知源育は 何であるのか、少し学んでおいてください。今実践を始めるようにお勧めしたい方は、パイオニア精神がいっぱいで、根気よく努力して周りの人がやったことが ない新しい領域のことにチャレンジできる方です。すみませんが、私の今の力量と組織力で役立てるはそのような方達に対してです。

頭で5原則が理解できるのと実際その5原則が身について日常の活動に応用できることの間には大きなギャップがあります。そのギャップを埋めるために支援するのが私の役割です。