描写の着眼点

物事を描写すること自体が知源育においてはとても大きな価値を持ちます。自分のやっている日常茶飯事のことを、わざわざ記録することにどんな価値があるのだろうかと疑問に思うかもしれません。しかし、そのような何の変哲もない現象の中に、自分を変えていくヒントが限りなく詰まっているのです。それは、ただその現象を丁寧に記述してみるという、いわば機械的とも思われる作業できっかけが生まれるのです。それは魔法の杖をふるって、奇跡を起こすようなものです。

描写の際の着眼点を一つだけ取り上げます。描写しながら、この現象の中にどのような原則が潜んでいるだろうかと自問してみることです。原則に気づくと、それを使って多くの事柄にそれを応用することができるからです。言葉を替えて言えば、原則を明らかにするように描写を工夫してみるということです。

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