変化を演出する(3)

時とともにいろいろな変化が起こってきます。外部からの要因で変化が起こります。しかし、知源育モードが生活の中に入ってくると、外部要因がまったくないところに、または、取り巻く環境が自分が起こしたいと思っている変化を妨げている状況でも変化をひねり出すことができるのです。ひねり出す作業はひとりでには起こりませんから、当然意志の力を十分発揮する必要があります。

こうなりたい、こうしたいと思ってもいまいち力が湧いてこないことがありませんか。私にもよくあります。体調にもよりますし、疲れていると体がついてきません。それでも、意志の力が悪条件に打ち勝つこともあります。といってもそういう状況で意志の力が百戦連勝というわけにはいきません。実は、連勝しすぎると体や精神がぼろぼろになり病気になってしまうのかもしれません。時には息抜きも、リラックスしぼんやりと時を過すことも大切です。ですから、100%は目指しません。ですが、サイクルを作って当初の100%以上のところに到達できます。

私が難しい課題に向かう時、または、一つの活動が中断し再開することがものすごく億劫に感ずるとき、とにかく座って日誌に時間とやりたいと思っていることを書き出します。それから一定の条件で無理なく短い時間(たとえ10-15分くらいでも)でできることを考え記録します。そうすると何とか体や頭が動き出してくれます。いやいやながらですが。しかし、面白いことはその短い時間が終わって再び記録しながら振り返るときには動機付けが思わぬレベルに上がっているのです。そのような短いサイクルを何度が繰り返すうちにペースが戻ってきます。ですから、最初のスタートは日誌を取り出し、時刻を記入し、漠然とした目標でもまず書き出し、それから、記録しながら具体的な行動目標を見出すこと、そのような簡単なところに行動力を引き出すヒントがあります。

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