知源育のプロジェクトが進むと記録が増えます。うっかりすると復習がないまま長い間が過ぎてしまいます。それはこのようなプロジェクトの落とし穴です。復習の意義がしっかり分かっていないと前に進もうという意識が強くて現在のことと近未来のことにだけ意識が集中して以前のことが頭の片隅に追いやられてしまうか、あるいは惰性でだらだらと時が流れ目先のことにただ追われて初心が薄れ大局的な見方ができなくなってしまいます。かつての要件もいつしか影が薄くなっれしまうこともあります。定期的に古い記録を読み返し、振りかえることはモーティヴェーションを高いレベルに維持し、意識を最重要ポイントに保持し、充実した活動を継続させる力があります。
自分がさりげなく残した記録を読み返すことにどのような意義があるのだろうかと疑うことがあるかもしれません。しかし、そのような一見はっきりした価値が見出せない行為の中に知源育のすぐれた価値が隠れています。定期的に古い記録を復習することはプロジェクトの必須の要素になるべきです。