第2のローカリティーを豊かにするプロセスは知源育のプロジェクトを重ねることによってどんどん起こります。1つのプロジェクトを成功させるには何らかのローカルなスキルが発達するからです。ちょっと確認しますが,ここでいうローカリティーとは自分の身の回り(物理的あるいは心理的に,ないしは両方の面で)で自分と関係するあらゆることです。そのスキルには,体や頭や霊性を使って物事を進めるあらゆることが含まれます。時間の管理,コミュニケーション,組織力,説得力,あらゆる作業を進める力,処理する力,分析する力,観察力,整理術などが特に意義のあるスキルです。
つまり,自分のローカリティーが豊かになることによって,新しいプロジェクトを成功裏に進める力が見違えてきます。私の場合,知源育プロジェクトをたくさん経験するまでは,不器用な人間で,頭でっかちで実行力の乏しい人間でした。しかしローカリティーが豊かになるにつれて自信は測り知れないほど強くなったのです。根気よく知源育の原則に従って生きる努力をする人には同じようなことが起こるでしょう。