メンタルマークとは、活動をしているとき起こっていることで、注目すべきことを意識して覚えておこうとすることです。知源育のテクニックの1つです。日頃から問題意識を持っていないと何にメンタルマークをつけたらいいのか分からなくなるかもしれません。問題意識がそれほど確立されていないまでも、目的に向かって一生懸命に努力しているときには、ふとしたきっかけでメンタルマークがひとりでに起こってしまうこともあります。直感的に何かに気が留ることです。
記録しておけばそのポイントに後で戻って来れますが、せっかくメンタルマークができても、記録しなければそれを発展できないまま忘れてしまうこともあるので要注意。人生で確実に前進したい人は記録が欠かせません。
わたしにとっては教えることは人生で大切な部分です。だからよりよく教えたいといつも考えています。これは1つの芸術で、たくさんの要素からなっています。全体像がいつも見えているわけではありません。ある教科内容を教えるというより、学習者が学び成長することにより大きな重点がなければなりません。1つの学期が終わり次の学期に移るとき、前の経験がどれほど次の経験に役立つかは記録にかかっています。実際に教えることを通して特殊な気づきが起こります。問題点、課題が見えてきます。それを記録に残します。それをまとめ、整理し、組織し、具体策を考えて、それらをすべて記録にしておきます。そうすると、よりはっきりした形で自分の実践を向上させることができるのです。これらの記録はまさに宝の山です。どのような卓越したメンターもこのような記録ほどにはわたしの前進を助けることはできないでしょう。