勇断

人生には時として大きな転換を強いられる決断の時があります。どのようにしたら悔いのない選択が出来るのでしょうか?知源育の知恵は何を教えてくれるでしょうか?

第1原則はプロジェクトのはじめに方向を確認する時に必要なだけではありません。どこにオーナーシップがあるのかを確認するのはプロジェクトの全体を通して継続的に起こるはずです。つまり、あまり本質的ではない活動のレベルを落とし、ないしは全くストップして、より本質的な事柄に注意を向けることです。一度やり始めて習慣となったことをやめるには勇断が要ります。そして、知源育に生きているということは、定期的にプロアクティヴにその勇断を発揮するように努力しているはずです。

勇断する力も第4原則のサイクルにそって繰り返し経験することによって鍛えれるようです。小さな勇断を繰り返し経験し、自信がついていると、大きな決断をする時にも潔く問題に直面し、必要な時に勇気を奮い立たせることができます。勇断は軽はずみな結論であってはなりません。あまりにもリスクが大きいからです。

決断へのプロセスはサイクルで進むべきです。予め、何度もシュミレーションをしながら、決断に伴って起こるさまざまな状況を把握し、決断に影響を及ぼす諸要因について認識を深めているはずです。とりわけ、さまざまな問題点を予想し、それに対する対処のしかたについても対策を練ることができます。

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