勝負

過激にならない限り、競争することは成長を助けます。プロジェクトの中に誰かと競い合うという活動を入れることは好ましいことです。しかし、本来競う対象は自分自身です。今日の自分に満足せず、それを乗り越え明日の自分を築いていくのが第4原則だからです。

百戦連勝の秘訣は、中国の兵法になるように、自分を知り敵を知ることです。うっかりすると勝とう勝とうという意識が自分に向けられすぎて、相手の動きを観察し、相手の特徴を正確に把握する努力が欠けてしまいます。当然自分自身の中にある敵に対しても同じです。自分の成長を妨げている諸要因です。どうにかしなければならないという焦りの気持ちが強すぎて、冷静に分析する機会を失っていませんか。記録をしながら、じっくり自分自身や相手を分析してみるのは、予想以上に前向きで生産的な時間です。

そして、敵であっても、いかにその人のパフォーマンスが向上するように助けられるかという観点から観察してみると、もっと深い分析が出来て、相手と共に成長する機会も得ます。

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