複雑な課題と取り組む

私たちの周りには難題で、手を出すことさえ躊躇するような課題もあります。知源育が身に付いてくると、そういう課題にも落ち着いた対処ができるようになります。Think Globally, Act Locallyというモットーがあります。大局的な見方をすると同時に、実践に関しては身近なところからコツコツと確実に進めるべきだという教訓が入っています。知源育養成のレッスン2の中で、大きな夢を描くことと、日々の確実な実践とのバランスが大事であることを学びます。これがマスターできますと、夢のまた夢というような課題にも具体的に努力を積み重ねる方法が見えてきます。友人でやがて祖国に帰って産業大臣になりたいという人がいます。知源育を教えて励ましています。現状からするとかなりかけ離れた目標ですが、確実にその方向に向かっていくためのステップを創り出すことができるのです。本人はその夢を何度も語っていて、強い願望を持っていました。ところが。その目標を書き出し、それを実現するためのステップを考えるようにチャレンジしたところ、現状からはあまりかけ離れていることを認識し始めてその夢を断念しそうになりました。長年育ててきた夢を、向こうに行けば有力者の中にはコネがあり、すばらしい才能とずば抜けた体力と気力の持ち主であるにもかかわらずです。知源育の初心者の場合には、夢実現の仕組みがまだ十分に分かっていませんから、現実的に今できることをどのように創り出すか見当がつかないのです。

本当に価値のある課題であり、自分の生きる目的にしっかり結びついていることであれば、その目標に向かって努力する意義があります。第2原則に目覚めて、探し始めれば思いもつかない機会がいろいろと開けてくるでしょう。

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