学習心理学などで、転移というと1つの分野で身に付けた技能が別の分野でも威力を発揮するというような場合のように、一つの分野から別の分野に応用が利くという現象を表します。知源育のプロジェクトを複数行ってみますと、1つのプロジェクトでコツを覚えたことが基になって、別のプロジェクトで新しいスキルを増そうとする時に、思いのほかスムーズに進められることがあります。そういうプロジェクトが10にもなり20にもなると、転移できるスキルの数も多くなり、新しいプロジェクの発展の仕方は加速度的になります。
そのような転移を豊かにするために、一つのプロジェクトがある程度の目標を達成できたら、それを切り上げるか、あるいは一時的に保留にしておいて、新しいプロジェクトを始めてみることが望ましいのです。