前回、問題設定の持つ可能性について書きました。深い学習が起こり成長する機会が得られます。第3原則のテクニックなのですが、問題設定(問設と略称)をすると具体的な取り組む課題が見えてきます。頭の中でもやもやさせておくと、いつまでたっても実行へのステップが出てきません。
財政赤字になりそうで心配だ。そんな心配が頭の中をぐるぐる回っているとします。問設の観点からすると、まず問題状況を書き出し、考えを記録しながら発展させます。そして、それをいくつかの課題としてまとめて書き出します。そのようなプロセスで書くことの中には、「問題に対処するには、収入を増やすことと出費を減らすことの2つの大別がある。どちらがより好ましい解決方法になるか。それとも、両方同時進行させるべきか。。。」の様なメモが入っていることでしょう。問題自体をはっきりさせることによって解決方法が次第に見えてきます。