「語り」を使って進める

時々,考えに行き詰まりませんか?だれでも行き詰まりますよね。そんなとき,「語り」のテクニックを使ってみて下さい。あるアイデアを発展させたいとします。それについて漠然と考えているのではなくて,ある特定の人が理解できるように,頭の中でその人に語りかけるのです。そして,一通り話し終えたところで,その要点を書き出してみます。話し言葉なので,少し気が楽で,すらすらと流れてくることが多いです。正確にまともに話さなくても,一貫性がなくても大丈夫です。とにかく自分の知識や能力をつくして,語ります。語り終わったら,その要点を文字にします。それには疑問点やコメントを加えるともっと良いでしょう。

色々な作業をしながら,自分の脳がひとりでにこのテクニックを使ってレッスンや会議などの準備をしたりしていることがあります。これは極めて効果的な準備になります。ここで,「語り」と「記録」の2つのモードで考えることを心に留めておいて下さい。さらに,「復習」や「報告(単にキャジュアルにだれかとそのことについて話し合うことも含む)」をモードとして使って同じトピックについて考えるともっと考えが発展し深まります。

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