創造する力

エンジニアリングの仕事を始めて8年になります。画期的な発見が大学などのラボで起こったことがあちこちで話題となりますが、そのアイデアが商品化するのは稀で、しかもその道のりは長いのです。実用化の前には数限りのない難関が待っています。どう解決するのか?

これまでに何十人ものエンジニアやそのたまごである大学生たちに尋ねてきました。「一つの難しいエンジニアリングの問題があります。それに対してどのようにアプローチしますか。」このような質問を投げかけてみると千差万別の答えが戻って来ます。先ず問題の本質を追究する、しばらく問題を後にして別の活動をしてから問題に戻ってくる、関連した情報を集める、同僚にその問題について説明しインプットをもらうなどです。

成功しているエンジニアたちには特有の自信があります。未知の問題に対しても解決方法を見出すことができるという自信です。それは創造する力です。知源育のプロジェクトを進めるときには当然たくさんの難関も通り抜けますから、当然この創造力が求められます。多くの問題には出来合いの解決方法が使えないからです。それはチャレンジですが楽しい経験にもなります。発見の喜びがあるからです。5つの原則のどれもがこのプロセスを促進してくれます。創造力と深い所で結びついているからです。

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