カレールーが溶けて全体に混ざるとき

料理からヒントを得たこと。毎日の活動の中で,色々なところにヒントが隠れています。ある時,煮物をしてその中に加えたものが全体に広がっていくのは,鍋を下から熱していて対流があるのだから自然に起こるだろうと期待してました。ところが鍋の中に落としておいたカレーのルーがしばらく経ってもまだ1か所に固まっていたのです。それで,もちろん当然のこととしてかき混ぜたのです。その掻き廻すという操作が一瞬にしてルーを鍋全体に拡げてくれました。

つまり,自然の過程を待っていてはなかなかルーが全体には広がってくれませんが,それを期待した状態にするのには,ほんのわずかな作用ですが,掻き廻すことが必要で,その小さな努力によって一挙に全体のカレーに影響が及びます。知源育のプロジェクトをする時に,これと似たようなことが起こります。活動をただほうっておくのでなく,意図的にある種の操作をするのです。すると一挙にその成果がプロジェクト全体を高めます。それは何だと思いますか?5つの原則のどれもが関係しています。どのようにですか?

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