ブログの活用法の一つは、短いメッセージの中で、知源育を生きるということがどういうことなのかを考え、意識することです。時が変わると考え方も変わります。その時々で私たちの意識はいろいろな事柄に向けられています。感情ときたら、その時々でとんでもなく違うムードでいることでしょう。ですから、ブログで伝えようとしているメッセージもその時々で違ったように受けとめられるはずです。一週間に一度、知源育に意識を向ける機会を作り、その時に古いブログの中からでも1つを選んで復習し、そのことに関して自分の経験について振り返ってコメントを書いたりすることも意義があります。知源育のことが意識から薄れないように、このブログを活用してください。
もともとないと思っている能力を伸ばす(2)
口べたで人前で話が上手にできないと感じているとします。そういう人が変わる方法があるのでしょうか。もちろん「話し方」を教える教育プログラムはたくさんあります。スピーチが上手になる方法を解説する本もたくさんあります。訓練の場もアイデアもあちこちに見つけることが難しくありません。しかし、とつ弁の者がスムーズに、立て板に水を流すように話すことができるなんてことを望むことができるのでしょうか。それは、そのことが本当に自分の人生で欠かせない必須のスキルであるのなら、また、知源育を上手に応用することができるのであれば、可能だと思います。
初めて上京したとき、おっとりした環境で育った私には駅の係員に質問をした時に、あまりにも速く話されて、しかもこちらの方はしどろもどろの話し方で恥をかいたことを思い出します。それから何年かして、予備校の講師として160名の学生の前でマイクを通してしゃべり続ける訓練などをしているうちにまともなスピードで情報を伝達できるようになりました。それは知源育の開発の遥か前に起こったことで、おかれた状況がそうさせたのですが、知源育を使う力が身に付くと、環境さえも工夫して創り出すことができるのです。第2原則を使って、身近なところにあるアイデアを効果的に利用できるようになるからです。
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もともとないと思っている能力を伸ばす(1)
器用貧乏という言葉があるくらいですから、あれこれできるというのは必ずしも人生を意義のあるものとして過ごすためには必要ではないのかもしれません。それを前提として、ある能力、スキルがあれば自分の人生が大きく変わっているだろうなあと思うことがありませんか。もっと気の利く人間になりたい。ユーモアのセンスを育てたい。身体を強くしたい。確実に物事を進める実力を身につけたい。説得力のある指導力を伸ばしたい。ストレスを上手にマネジメントしたい。
以上挙げた能力のいくつかはかなり抽象度が高いので、まずそんな能力が後天的に身に付くものなのかという疑問が起こっても無理はありません。次に、もしできるとしたらいったいどこから手をつけたらいいのかと考えるとお手上げだと感じられるかもしれません。知源育を身につけるとそのような課題にチャレンジできるのです。どのようにですか?それは知源育の原則に従ってそれを応用する力を付け、しっかり目標に目を向けることによってです。
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何となく進めているという時
知源育が生活の中に生きてくるというのは意図的な活動が増すことです。繰り返しが多く起こっていても、それ自体はそれで良いとして、好ましい変化を創り出すには何かがかけています。ワークショップに参加して何か良いヒントを得たとします。あるいはコーチが何かをアドバイスしてくれたとします。それに従って自分の実践を変えます。一度に理想的にできるはずはないですから、努力しながら理想に近づけてゆきます。
しかし、そのうちに同じことの繰り返しの中で、新鮮さが亡くなり、マンネリ化が起こり、機械的な繰り返しになってしまい、成長もストップしてしまいます。知源育に生きるということは漫然と進むことがなくなることです。それはどのようにして起こるのでしょうか。第5原則です。組織的な振り返りがあると新たな気づきが限りなく起こるのです。限りなくというのは大げさだと感じるかもしれませんが、上を目指す限り、本当に無数のポイントが出てきて、その課題に目を向けることでマンネリが克服されます。
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変化が起こるという現象
このテーマに何度も戻ってきますが、知源育は良い変化を作り出す仕組みですから、変化がどのように起こって行くのかという点をいろいろな角度から理解することが大切です。どんな活動も最初はとてもぎこちないものです。ですから、無理のない適当なステップを最初にもってきます。それでも、自分の実力を過大評価していて100%達成できないかもしれません。それで大丈夫です。大切なことは真剣に課題と取り組んでいるかどうかです。そして現実的な課題を創り出して、それと取り組んでいるうちに力が増していきます。それは楽しいプロセスです。
繰り返していると、同じ活動がだんだんスムーズにできるようになり、自動的にできる部分も多くなります。余裕も出てきますから、もう少し上に目標を設定することができるのです。そのようにして細かいステップを数多く進めると、やがて質的な変化も現れてきます。
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霊的な創造
知源育的なプランをするとき天地創造のプロセスをある意味でまねています。すべてのものがまず霊の状態で造られました。それから神様は物質的な創造を行なわれたのです。知源育のプロジェクトを進めるには記録が欠かせません。記録をしながらプランを進める時、霊のレベルで活動を創造していると考えられます。そのようにして予め直面する多くの事柄に準備することができ、現実に上手に対処する力が備わります。プロジェクトの大切な出来事が起こる前にはこのような準備が役に立つでしょう。
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雑音の中で聞き分けて
実践の中では無数のことが同時に起こっています。私たちを取り巻く状況はいわば雑音が満ちた中を進んでいる状態です。その中にともすると埋没しそうなメッセージをどのように聞き分けたらいいのでしょうか。
アメリカに住んで長くなりますが、勘が悪い方で騒々しい環境で誰かが何かを伝えているのを聞き取ることが難しいと感ずることが多々あります。ネイティヴの人は得てして、いつもではないにしろ、ノイズの中から断片的にしか聞こえてこないメッセージでも掴んでしまいます。仕事柄、結構騒がしいところでいろいろな情報のやり取りをしなければなりませんから、だんだん鍛えられています。中にはモソモソとしか話さない人もいて、いちいち聞き返すわけにもいかず閉口することもありますが、状況から判断して大まかなことを確認するだけでよいということにして先に進みます。面白いことは背景の知識が豊かになればなるほど推測が効くという現実です。
知源育のプロジェクトを実践している時にも、このような聞き分ける力が必要になってきます。いくつかのプロジェクトで成功して勘をつかむと、たくさんある雑音の中から大切なピントをつかみ取るスキルが発達します。それは第5原則を丁寧に応用するプロセスで身につくものです。
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活動の中で考える
プロジェクトをしているといろいろなアイデアが浮かびます。多分一番役に立つ意味のあるアイデアはアクションのただ中で起こると言っていいでしょう。アクションの中で何かを考えているはずです。夢中にやっているので何も考えていないと思う人もいるかもしれません。アクションというのは私たちの存在が自分の身の回りの何かと接触を起こすことを意味しています。そこには同時に無数といっていいほどの複雑な反応が起こっています。そして私たちの意識はそのどこかに向けられているはずです。あるいは、時にはまったく関係ないことを考えていて機械的に行動していることもあるかもしれません。
ここに面白い課題があります。活動の中で考える時、何をどう考えることが知源育のプロジェクトをより効果的に進めるために役立つだろうかという疑問を持つことです。いつかこの点についてまた戻ってきますが、まず、このことを自問してみて、答えを探してみてください。この疑問は大切な理解へと導いてくれるはずです。
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壁にぶち当たった時
変化はスムーズに起こるとは限りません。スランプに陥ることもあるでしょう。そんな時どうするのか?まず原因を追究します。一つの活動を起こすために実は数多くの要因が影響しているはずです。それぞれについて分析してみるのです。知源育のソロ・ブレーンストーミングを生かす機会です。問題状況を他の人に説明するように、書き出しながら詳しく描写します。そして疑問点を列挙し、それに自分なりの解答も書きます。
時にはスランプがその時点では無理な課題に取り組んでいるために起こっているという可能性もあります。現在の力でも十分な成果を出せるような課題に目を向けてそのことにしばらく注意を集中させ、ある程度の成果が上がったところで、もとの課題に戻ってくることもできます。違うスキルを磨いたことで、新たな力や理解が育ち、同じ課題でももう少し高いレベルの土台の上に立って取り組むことができます。
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熟練
言語指導の経験で学んだことは、本質は言語について教えるのでなく、言語が使えるように助けることであると。言語の学習者がProficiency(上手に使えるようになる力)を身につけることが最終的な目標であるように、知源育のめざすところも5原則の自然で柔軟な応用が身につくことです。プロジェクトの隅々まで5原則の影響力が及ぶことでもあります。
たくさんのプロジェクトに成功すると、1つ1つの局面でどこに注目したらいいのか勘が働きます。ふさわしいサイクルを上手に創ってスムーズな進歩を演出することが出来るようになるのです。それは変化をひねり出す積極性とスキルが徐々に育っていくのをじっと見守るだけの辛抱強さが第二の天性になるプロセスです。
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